東南アジアの一国ベトナム進出の際に必要な手続きなどの情報を徹底網羅。

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ベトナム進出の際に必要となる情報をまとめているサイトです。ベトナム国の基本情報から実務的な進出手順まで幅広く網羅。情報収集にご活用ください。

海外進出先として注目されてる東南アジアの一国


東南アジアの東部に位置するベトナム社会主義共和国。
同国は外資系企業の進出や投資を受け、緩やかにその経済状況を発展させてきました。
今でもその発展は続いており、製造業はもちろん、新たな外資系サービス業やIT企業の進出を受け入れる姿勢が見受けられます。

このサイトでは、これからベトナムへの進出を検討している日系企業または個人の方が、ベトナムにて事業展開する際に必要とする情報を掲載しています。
日本人がベトナムで生活する際の環境や、進出形態、会社設立方法など豊富な情報をそろえていますので、ぜひご参考にしていただければと思います。


ベトナム進出支援_概要

ベトナム国基本データ

国名:ベトナム社会主義共和国
面積:32万9241ku
公用語:ベトナム語
人口:約9072万8900人(2014年)
通貨:ドン
首都:ハノイ
主要都市:ハノイ、ホーチミン
GDP合計:3,598億USD (2013年 引用:Wikipedia)
1人あたりGDP:4,012USD (2013年 引用:Wikipedia)]
国際電話番号:84
政体:社会主義共和政
宗教:仏教80% キリスト教9% その他:イスラム教、カオダイ教、ホアハオ教、ヒンドゥー教など(引用:地球の歩き方)
民族構成:キン族が90% その他50以上の少数民族が存在しています。(引用:地球の歩き方)


地理


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ベトナム国は、東南アジアに含まれる国でありインドシナ半島の東部に位置しています。
日本国土の約90%の国土面積を有し、北から南にかけて縦に長い形をしているのが特徴。

ラオス、カンボジア、中国と隣接しており、東南アジアと中国の中継地点とも言われています。
首都のハノイは北部の中国との国境により近い位置にあり、最大の都市と言われるホーチミンは真逆の南部に位置しています。

気候


ベトナムの国土は南部から北部にかけてS字型の地形をしているため、地方によって年間の気候の流れが全く異なります
大まかに北部・中部・南部の3地方で気候の違いが見られます。

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北部

ハノイ市が位置するベトナム北部では、日本に似た春夏秋冬・四季のような気候となっているのが特徴です。
1年のうちで春から冬にあたる期間が短く、夏の割合が年間のほとんどを占めています。
5月〜10月が夏にあたり、一番暑さがピークとなる7月の平均最高気温は32.9℃と蒸せるような暑さとなります。
  • 5月〜9月
  • 夏季の内5月〜9月は雨季となっていて、年間に降る年間降水量のほとんどがこの期間中に降りだすので傘が手放せなくなります。じめじめとした雨が継続して降るという訳ではなく、短時間で激しい雨が降るスコールが降ります。

  • 12月〜4月
  • 12月から4月にかけては冬の時期に相当し、霧雨が多い時期となります。
    暑い夏に比べ肌寒い気候になり、この時期の平均最低気温は13.7℃です。

中部

中部地方にはチューンソン山脈、ハイヴァン峠など特殊な地形が存在しているため、それらの地形を挟んだ北側と南側とで気候が違うという特徴があります。
雨季にあたる9月~1月にはどちら側にも雨が降ることに変わりはないものの、割合として北側に多く、南側に少なく降る傾向があります。


南部

南部にはベトナム最大の都市ホーチミン市が位置しています。
ベトナム南部では、乾季と雨季の2つの季節があり、11月〜3月が乾季、5月〜10月が雨季にあたります。年間を通して暑い気候となっているため、四季のある南部のように肌寒く感じる時期はありません。
4月〜5月には暑さのピークを迎えることになり、平均最高気温は34.6℃にまでのぼります。更に湿度も非常に高いため、この期間は外にいるだけで汗が滲み出ること間違いなしです。



歴史


ベトナムの歴史は一言で表現するなら、かなり複雑な背景を持った歴史と言えます。

1802年以降、約170年に渡って数々の国から支配を受けてきたベトナム。縦長の国土はもともと1つの国として形成されておらず、南部、中部、北部それぞれの地方で支配や解放、内乱を繰り返してきた末に今のベトナム国という1つの国家として成立することになりました。

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歴史詳細

元々ベトナムの地には阮朝という王朝が存在していたものの、1802年〜1884年にかけてはハノイの地にて清とフランスによる占拠、戦争が繰り返されていました。
1883年の清仏戦争はこの時期のものになります。

1884年にはフランスが清仏戦争に勝利し、ベトナムの完全支配を完了させました。
その後支配は60年続き、1939年の第二次世界大戦の時代まで支配を維持しています。

1940年、フランスが降伏したことにより、日本軍がフランス領インドシナ(ベトナム)に進駐することになりました。
フランスは日本に降伏したものの、すぐにベトナムから撤退をした訳ではなく、1944年までフランス政府と日本軍の統制が続きましたが、
1945年には日本軍がフランスに対しクーデターを起こし、見事に成功させます。
しかし1945年8月14日、世界大戦での降伏を宣言したことにより日本はベトナムから撤退
新たに設立されたベトナム民族解放委員会が設立されホー・チ・ミンという人物が主席に選出されました。

8月の末にはベトナム帝王が退位を宣言し、王朝がなくなることになります。
9月2日にはホー・チ・ミンを代表とする臨時政府が立ち上がり、政府を代表してベトナム民主共和国独立の宣言を行いました

ベトナムの独立が宣言されたものの、次は冷戦に巻き込まれ、再びフランスの植民地支配をうけることになってしまいます。
しかしこれに対し第一次インドシナ戦争が勃発し、フランスは次第に追い詰められることとなります。
1954年、ベトナムが南部を北部とで完全に分断され、南部はフランスに次いでアメリカの支配。1965年には南部(ベトナム)と北部(アメリカ)によるベトナム戦争がはじまり、1975年にようやく終わりを迎えることになりました。

1976年7月2日、ベトナム全土は統一されベトナム社会主義共和国が成立しました。



宗教


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ベトナムは東南アジアの中でも珍しく、日本と同じ「大乗仏教」が伝わっている国。
東南アジア諸国に多い「上座部仏教」とは違い厳しい戒律などがないおおらかな仏教です。

ベトナムは仏教大国としても知られており、人口の8割は仏教徒
厳しい戒律はないものの、自ら頻繁に参拝へ赴く熱心な仏教徒も多いようです。

その他残りの2割はキリスト教、ヒンドゥー教、イスラム教、カオダイ教、ホアハオ教。

中でもカオダイ教という新興宗教は、異質である事で有名です。
異質と呼ばれる最大の理由は、「カオダイの目」と呼ばれる同宗教のシンボルマーク。

「カオダイの目」は三角形の中に目があるマークで、秘密結社のフリーメイソンのシンボルに類似、また日本の漫画20世紀少年の「ともだち」を連想させるマークのため、異質、気味が悪いという印象があり人々の間で話題となっています。

更には儒教、仏教、道教、イスラム教、キリスト教など様々な宗教の要素を取り入れているため一層異質な雰囲気を放っています。

このような異質な宗教も存在するほどですから、ベトナムの宗教観は大らかと言えるでしょう。


物価


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古くから、東南アジアの物価は基本的に安いという認識が日本人の間での常識になりつつありますが、ベトナムもまだまだ家賃を除けば確かにその通り、ベトナムの物価は日本に比べるとまだまだ安いと言えます。
基本的に日本の価格の3分の1〜5分の1程度の値段で物を買い、サービスを利用することが可能

価格相場
※ベトナム200ドン≒日本円1円として計算。
  • 交通費

  • タクシー(セダン) 14,000ドン〜≒70円〜
    タクシー(ワゴン) 10,000ドン〜≒50円〜
    バス(市内一律) 5,000ドン≒25円

  • 食費
  • 屋台・食堂 朝食10,000ドン〜≒50円〜
    屋台・食堂 昼食 25,000ドン〜≒125円〜
    屋台・食堂 夕食 80,000ドン〜≒400円〜

    ※ベトナムには家にキッチンがあるという家庭が少なく、ほとんどの国民が屋台や食堂での食事、買い飯などで食事を済ませるスタイルが主流となっています。

  • 買い物(食品)
  • インスタント麺 3,000ドン〜≒15円〜
    果物 マンゴー1個 20,000ドン〜≒100円〜
    果物 バナナ1房 10,000ドン〜≒50円〜


    全体的に物価は非常に安いのですが、ベトナムの不動産物価だけは東南アジアの中でも群を抜いて高く、日本とさほど変わらないという背景があります。

  • 家賃
  • ローカルアパート(1LDK) 100~400USD≒10,000円〜40,000円/月
    サービスアパート(1LDK) 650USD〜≒65,000円〜/月
    サービスアパート(3LDK) 1300USD〜≒130,000円〜/月

    参考例をあげるなら、近隣の国タイ、バンコクの1ルームサービスアパートはひと月30,000円程。
    東南アジアで比較的発展している都市であるバンコクの家賃相場が安く感じてしまえるほど、ベトナムの不動産・家賃の値段は高騰しております。

    (基本的に日本人向けのサービスアパートはホーチミンやハノイなどの主要都市に集中。)

ベトナム国の主要産業について


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漁業・農業

ベトナムは海にも山にも面している国なので、昔から漁業や農業などの一次産業が盛んでした。近年では東南アジアの近代化に影響され衰退したと思われがちですが、今でもこのような一次産業はベトナム国民の生活の基盤を守っており、多くの人が農業や漁業で生計を立てています。

農業や漁業はもちろん今でも栄えていますが、それよりもベトナムで活発な産業とされるのが鉱業です。
採取された化石燃料や金属は毎年多くの国に輸出されており、中でも石炭の質はとても良いと言われています。
そもそもの埋蔵量もとても多く、採取量は1万6000万トン以上ともあると言われています。

サービス業

物価の項でも少し触れましたが、ベトナムのほとんどの家庭にはキッチンがなく、ベトナム国民は外食や買い飯で食事を済ませるのが習慣となっています。
基本的に屋台で食事を購入するなど、食堂で食事を済ませた方が食費がかからないため、自炊をするという文化はほとんどありません。

このような外食文化が根強いという背景から、ベトナムでは飲食店などサービス業が非常に活発な動きを見せております

IT業

経済発展を促すベトナムの経済政策で特に積極的な動きを見せるのが、IT業界の促進です。
ベトナムは国をあげてIT産業など次の世代に経済を発展させることに注力しており、政府がIT人材の育成機関の設立を行うほどです。
これからの経済発展に合わせてさらなるIT企業の進出も見込まれており、その影響もあってベトナムのIT人材は着実にその数を増やしていくことでしょう。


経済成長


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ベトナムの経済に大きな転機をもたらしたのは、1986年に掲げられた「ドイモイ」というスローガン。
「ドイ(Doi)」は「変化」、「モイ(Moi)」は「新しい」という意味であり、「新しい変化」となります。ドイモイ政策はそれまで主流だった社会主義の考えを捨て、「新しい国づくりのための変化の模索」を開始するという意味がこもったスローガンになります。

1980年から現在に至るまでのベトナムの著しい経済発展はこのドイモイ政策の元に成り立っています。
元よりベトナムは自国の収支のバランスを保つため、外国からの投資に依存する傾向が強く経常赤字体質にありました。

しかし1995年よりドイモイ政策の成果が上がりはじめた事により、ベトナム経済は急激な経済成長率を記録し、2012年には赤字体質を見事回復させることができました。
1995年〜1996年の経済成長率は過去最高の9%台。
2000年までの間はアジア通貨危機の影響で一時成長が鈍ってしまったものの、その後の2000年〜2010年にかけては平均経済成長率7.26%という驚異の数値を記録しています。

2012年まではまた成長に鈍化が見受けられましたが、その後は緩やかではあるものの、少し目を離せば急激に成長しかねない程の成長率をキープしています。

とはいえ、経済が成長している一方1人当たりのGDPは2,103米ドル(2014年)と近隣諸国に比べ数値は一段と低く、ほとんどの国民が文化的かつ余裕のある生活を送れているとは言い難いのが現状です。


交通機関


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ベトナムの交通機関の整備はまだまだ進んでおらず、主要都市には電車が通っていないため国民の移動手段はバイクや車(タクシー)に限られます

車を持つ場合ですが、ベトナムでは車両購入時に100%の税金を支払わなければいけないため(つまり2倍の費用がかかる)、一般市民はあまり車の購入に踏み切れません。

車両購入に比べれば安く使えるタクシーを利用することがほとんどで、ハノイやホーチミンなどの主要都市内にはいたるところにタクシーが溢れ返っています。

バスを利用する国民も大勢います。
市内バスも運行しており、運賃は市内一律で25円程度

また、ベトナムでは個人でバイクを持つ人が多く、通勤などの移動手段に重宝されております。

テレビなどでベトナムの特集がされた時、道路のほとんどをバイクが埋め尽くしている光景を映像で見たことがある人は多いのではないでしょうか。

ベトナムの教育制度


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  • 学年制度 : 5・4・3・4年制
  • 小学校 1学年〜5学年
    中学校 6学年〜9学年
    高校 10学年〜13学年

  • 義務境域期間:1学年〜9学年

  • 学校年度:2学期制
  • 1学期:9月5日〜1月10日
    2学期:1月13日〜5月25日 ※年度により変動あり

  • 学費:無料〜60万ドン(≒3万円)/月

  • 教育機関統計
  • 小学校 約15,172校
    中学校 約10,060校

  • 就学率
  • 小学校 95.28%
    中学校 76.86%


    (出典:外務省 アジアの国・地域別都市一覧)

    ベトナム国の学期制度は5・4・3・4年制であり、義務教育期間は5・4に当たる第1学年〜第9学年(小学校・中学校)に制定されています。年齢にすると6歳〜15歳の間にあたります。
    ハノイ、ホーチミンを除いた都市部以外の就学は小学校課程修了である5学年までという特色があります

    また都市部の学校は、生徒数に対して学校の数が足りないという不足状態が続いており、生徒数が多い場合は、同じ教室を午前の部と午後の部に分けて使う2部制がよく採用されています。
    ベトナムには学区制がないため、児童・生徒の就学が都心部に集中しているというのが不足の大きな理由となっています。

    また、都心部を除く地方の家庭では収入が少ないために、奨学金の援助なくしては学校に通えないという子供がまだまだ多いのが現状です。


    ここまでベトナム国の概要について説明させていただきましたが、ベトナムについて理解を深めていただくことは出来ましたでしょうか。
    まだまだ経済発展の段階にある国ですが、すでに進出している日系企業、在住している日本人が予想よりも存在しています。

    進出に向け、現地の基礎知識や日本人事情について知りたいという方に、当サイトをお役立ていただけましたら幸いです。


    また、ベトナムの進出支援において専門的な支援会社も存在します。

    ベトナムの進出支援会社

    進出時の現地サポートがあれば、進出の運びもスムーズになります。
    是非会社選びを行う際の参考にもしていただければと思います。

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